2015/02/28

第三話 モチベーションの源泉は? そして大切にしたいこと

メンタリング・インタビュー

「軽々と、バリアを超え」「壁のこちらとあちらをつなぐ」。そんな行動特性を持ち「引き寄せて、掴み取る力」を強みとする、龍太さん。

では、彼にとって、どんなことがモチベーションとなり、何を大切にしていけば、彼の強みを活かし、より一層パフォーマンスが上がるのでしょうか?

彼がそのような「壁を超える」行動をとるときの潜在心理には「人と違っていたい」「同じ土俵で闘いたくない」ということがあるようです。「人と違う」ということは、龍太さんの大きなモチベーションのひとつであり、良い意味で、存在意義にもなるだろうと思います。まさに「複業」もその意味で大きな意義があります。

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「最近で大きな達成感を感じたことは何か?」とお聴きした時に「転職」と答えられたのも、「(人と違う、誰もやっていない)ここにきた」という達成感と、「先頭を走っている」が故の爽快感があるのだと思います。「誰かの真似事ではない」それが、モチベーションでもあり、達成感となり大きな自信となっていくでしょう。さらに、龍太さんにとっての「転職」や「複業」にはもうひとつ意味があり、「人と違う」のみならず、そこに「心からの楽しさ」や「化学反応への純粋な好奇心」がある、それもモチベーションの源泉であると感じました。

今の環境は「多くの異種の人と出会えること」「そのこと自体が楽しいこと」、そして、龍太さんの価値観に「人が楽しんでいる場を提供する」ことが「自分にとっても楽しい」ということがしっかり定着されているように思います。

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そして、さらに掘り下げてみてわかったのは、龍太さんが何かを成し遂げるときに「積み上げ型」というよりも、インスピレーションと縁で次のステージに「非連続に」行くことが多いということです。龍太さんの思いと人やモノの縁がつながったときに、誰かや何かのチャンスがやってきて、一気に「非連続的なステップ」をあがってきているのです。

だから、恐らく「掴み取る」力が大切なんですね。そのためには、アンテナや感性とそれを磨かれることやそういう「場」を、大切にされると良いと思いました。

恐らく同種の人たちと「群れる」のとも違い、組織や人との、理屈や建前だけの所属関係や帰属意識とも違う、むしろ、異分野の人とでも年齢や属性が違う人とでも「向かう方向が同じ」や「目指すものに共感する」などの実質的な関係やインスピレーションを重視し、そういう人たちと、依存しすぎない良い関係をもち、そのメッシュネットワークのなかで、新しいもの(コト)を作っていく、そんな場が、龍太さんの立ち位置のように感じました。

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そして、そのなかで、「龍太さんしかできない」「だれもやったことのない」と言われることと、意外にも「人に頼られること」に、モチベーションが高まるようです。そういう役割をみつけたときに、彼のパフォーマンスが最大限発揮されるのでしょう。

「場づくり」「交差点」「ハブ」的な、人の出逢う「要」にいることが龍太さんのごく自然な役割であり、そこに、意外な人(例えば、IT業界以外の人、パエリアを作る人等々)や、意外な人を集めるのが得意な人が、集まってくるのだと思います。そこに「化学反応」がおきる。それを、より「楽しい」反応に変えていく「触媒」でもある訳ですね。

3回の特集にと思っていましたが、まだまだ書ききれません。次回は、やっと、龍太さんご自身の気づきに到達する、はずです。笑。

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