2014/11/25

超域スクール「北野さんインタビュー」に寄せて下さった感想から

大阪大学大学院「超域イノベーション博士課程プログラム」

本プロジェクト欄の前々回で振返りをした「超域スクール」での北野さんへのインタビュー。参加者の方が感想を寄せて下さったので、ご紹介したいと思います。北野さんのお話そのものへの感想と、竹内のインタビューやファシリテーションについても、感想を頂きましたので、そのままの文面を引用させていただきます。

 

Aさん(社会人)

北野さんのお話はとても刺激的でした。我々と見ている時間軸が違いますね。私なりのキーワードは11個ありました。passion、プレゼンテーション、sustainable、予期予測、好奇心、just do it、リアリティ、貢献、セレンティピティ、モチベーター、リーダーシップです。キャリアデザインはされてないということでしたけど、意図して無いつもりでもなるべくしてなっているんだろうなと思いました。考えと行動の軸にぶれが無いからなんでしょうね。(中略)

領域を変えた、増やしたというより、元々のスケールが大きい器に順番にパーツが埋まっていくような印象でした。それを超域というのでしょうかね。学生さんたちには、刺激的だったでしょうね。あの中から一人でも北野さんみたいな社会にインパクトを与えられる人材が生まれることが狙いですよね?

いずれにせよ、あれだけで終わるにはもったいないので、参加された方々とフィードバック兼ねて、ディスカッションするできるようなワークショップができたらいいなと思います。

竹内さんのファシリテートについては、傾聴力と言うか、相手の言葉を引き出される力やあの勢いに飲まれるでなく、要所を押さえて対話されていたのは流石です!

自身の成長のきっかけにできそうですし、ビジネスのヒントもたくさんいただけました。いい機会をいただきありがとうございました。

 

Bさん(大学院生)

昨日のように対談形式の講演を拝聴するのは初めてで、北野さんのお話や学生からの質問を竹内さんが深堀りしてくださったので、深く突っ込んだところまで聞くことができ様々なヒントを得ることが出来ました。3時間があっという間に過ぎてしまいました。また、北野さんは考えているスケールの大きさ、知識教養の深さ、プレゼン力、どれもレベルが桁違いに高く圧倒されました

北野さんが「全部一人でできる人が欲しい」と仰っていましたが、僕が研究と超域の二足のわらじを履こうと思った原点もまさにそこであり、志を新たにすることが出来ました。長期的な視点と高い志を持って、社会の課題を解決する持続可能なビジネスモデルを作っていけるような人間になるために、これからも頑張っていきます

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Cさん(大学院生)

超域スクールでは期待していた以上の学びを得ることができたと感じています.特に『同じ階にいる時は壁に見えるかも知れないが,上の階に上がれば壁は壁でなくなることが多い』などは特に印象的で,非常に深い感銘を受けました.しかし,同時に上記のような学びを今すぐに咀嚼して吸収することは難しいとも感じています.そのため,今後の活動等で,今回の学びを活かしたり,徐々に自分の中に吸収していきたいと思っています.

竹内さんのインタビューで気付いた点と同時に,僕自身に対する反省でもありますが,インタビューの最後に竹内さんが参加者に問いかけられた「今回の学びや気付いた事をこの場で共有してください.」の問いに参加者が瞬時に反応できなかったことが,少し心残りです.僕自身もそうだったように,北野さんの講演を通して,参加者はそれぞれ気づきはあったと思うのですが,自分自身の言葉として発表するには,もうワンステップあった方が発表しやすかったに思います.実際,一日経った今では,あの場で言いたかった事が何点か思いつきます.

繰り返しになりますが,今回の北野さんの言葉のいくつかは今後も何度も思い返すことになると思います.その様な機会を与えてもらった今回の超域スクールには非常に満足しています.自分自身の可能性にフタをせずに,進んでいければと感じています

 

Dさん(大学院生)

北野さんの天性で兼ね備えたアンテナの敏感さに非常に驚くとともに、それをさも簡単なことのように話されているのを聞き、自分とは次元の違う世界の人だと始めは考えていました。しかし竹内さんの言語化と北野さんへの質問のおかげで、北野さんのタレントは天性もあると思いますが、それを自覚して努力でよりブラッシュアップさせたのだと知ることができました。そして北野さんがなされてきたことについてより深く知ることができました。今の自分を見つめて、もっと努力しなければいけないとモチベーションを高めることができました。

北野さんは行動力と機動力が優れているせいか、話が尽きない方だという印象を抱きました。しかしスクールの時間は有限であるため、ある程度の段階で話を区切り、他の話のトピックにスムーズに移る竹内さんの技術はさすがだと思い、感銘を受けていました。

今回のスクールでは、人を惹き付ける天性のタイプの北野さんと、理論的に鳥瞰的に物事を分別するタイプの竹内さんの、タイプの異なる超域人を見ることができました。自分のこれからのキャリア形成のなかで、どのように意識して能力を身につけていくべきなのか、考えるきっかけを今回のスクールを通じて得ることができました。

ありがとうございました。

 

Eさん(大学教員)

少人数ではありましたが、濃密なお話を近距離で伺うことができ、超域生たちは非常に刺激を受けたようです。 北野さんの豊富な経験をひもといていく竹内さんとのやりとりが生き生きと臨場感があり、とても面白そうだな、素敵だな、という印象でした。

竹内さんの一言で北野さんのお話が広がっていく瞬間が多数あり、「講演」というより「奥深い世界を垣間見る場」だったな、と思います。竹内さんのファシリテートする力量と、お話の中の魅力を次々と見つけ出していく力のすごさを感じました。

今回は参加者の年齢層が高いこともあり、また、超域に魅力を感じてくれる学生たちの目標意識が高いことも影響してか、いい距離感で追いかけるべき背中を示していただけたように思いました。言葉がつたなくて表現しきれずもどかしいですが、とても満足度の高いイベントであったと思います。

 

振返りでも記述したように、「聴衆自らが学ぶ」ことのできる場を設定したかったわけですが、半分成功、半分は「もう少し咀嚼したり、ワークショップのような共有を促進できる場」の工夫の余地があったかもしれないという、反省でしょうか。インタビュー、ファシリテーションは、相手やそこに参加している人たちの「気づき」を助け、促進する役割。まだまだこれからも学んでいきたいと思います。

 

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