2014/11/02

自ら選んで「デザイン」するキャリア。 ソニーCSL北野所長をインタビュー

大阪大学大学院「超域イノベーション博士課程プログラム」

去る11月1日(土)、大阪大学「超域イノベーション博士課程プログラム」主催「第17回超域スクール」が開催されました。

テーマは、「『超える』ためのキャリアデザイン」

弊社代表竹内による、ソニーコンピューターサイエンス研究所社長、所長の「北野宏明」さんのインタビューイベントです。

超域では、2年前に履修生が北野さんを東京本社に訪問させて頂きました。超域とのコラボはそれ以来。

北野さんは、ICUを卒業後、コンピューターソフウエアエンジニアリングの研究者としてキャリアをスタート、カーネギーメロン大学への留学を機に人工知能を研究、留学中に京大にてPh.D.を取得。帰国後に「ロボティクス」の草分けとして「ロボカップ」を立上げ、その後、ソニーコンピューターサイエンス研究所へ。所長となり社長として、また自らは「システムバイオロジー」の研究者として、それぞれの領域でビジネスインキュベーターとしての顔ももつ北野さんです。

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北野さんのキャリアをこんな形で深く掘り下げることができるなんて、またとない機会。

少年の頃天文学者を夢見、文化人類学か物理かで物理学を選択、コンピューターサイエンスから人工知能、ロボティクス、そして、現在の彼が取り組むテーマは、エネルギーとシステムバイオロジー。

インタビューでは、彼のキャリアを追いながら、大きなターニングポイントで、どんなメンタリティやモチベーションで彼は一歩を踏み出したのか? そしてその行く末は? たくさんのエピソードを、自ら撮影した写真や動画と共にご披露頂き、そこから、「そのココロ」を紐解いていきました。(詳細は、いつか公開されるインタビュー記録をお楽しみに!!)

「変えた」のではなく、世の中(人類)の問題を解決するために必要だから新しい領域を「足して」きた。

予めデザインされたのではなく、自ら選んで「デザイン」してきた彼のキャリア

そこに一貫して、貫かれているのは、「自分が世界(人類)に貢献できることをMaximizeするためにどうするか?」「やらないオプションはない」「人や技術でなく、ミッションで仕事をする」「サステナブルであるスキームを徹底的に考える」「研究者自ら現地に足を運び、目で見て感じる」「たとえ30秒のOne chanceをも掴む不断の思考とプレゼンテーション」「人との深い信頼関係」

50年のサステナビリティ宣言をしたロボカップは、Foundry boardには名を残すものの今や独り立ちし、20万人のロボカップ卒業生の技術が、世界の様々な領域で実用化され、人類の役に立ち、ビジネス化されています。

世の中を変える仕事をし、人類に貢献する。そんな「“超”超域人」の北野さん。いくつもの顔を持つようで、一貫した軸をもつ、北野さんの次なるキャリアは、ビジネスのインキュベーションという展開が待ち受けています。50年先100年先に目を向ける北野さんの視線の向こうには、いったい何が見えているのでしょうか。  P1030827

 

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