弊社代表竹内美奈子の活動のひとつに、大学などでの「キャリア形成教育」があります。
去る6月17日立命館大学びわこ草津キャンパス(BKC)で、「仕事とキャリア」という授業を実施しました。この授業は、文科省から指定されたキャリア形成教育に位置づけられており、リレー形式の講義の一コマを5年間担当させて頂いています。(担当教授は2世代目)。
最初の3年は衣笠キャンパスでの実施でしたが、昨年から2キャンパスで実施することになり、竹内は、理系を含むBKC側を担当することになりました。BKC全7学部が対象で、過去最大の370名が受講。受講人数もさることながら、時間内・終了後の質問者の人数も、今までで最多でした。
370名の大教室で、どうやって「参加型」の部分を作るか悩みましたが、今回は「ストーリーテリング」の演習を取り入れてみました。「自分の一番の『持ち味』と仕事の関係」というお題を考えてもらい、パートナーにミニプレゼンするという形式です。
演習後の発表も自主的に手が挙がりました。この授業の過去5年担当してきましたが、今回の最大の変化は、このような演習の際の「考える姿勢」が主体的になってきたこと、最初に私の方から質問した進路希望が、官・公、教、民、アカデミア、起業、NPOと、非常に多様になってきたことの2点だと思います。
これは、ひとつには、この教科を担当された先生が「キャリア論」の専門家(昨年から)で、ここまでの流れでしっかりと学ぶモチベーションを上げてきてくださっていたこと、もうひとつは、震災以降の働き方や社会貢献の仕方の多様性が、情報として学生にも届くようになったことがあるのではと、考えています。
そして何より、立命館の学生がよい意味で多様になってきたことでもあると思います。そのことが、多様な価値観を知り、自己の内面を見つめる力、考える力の強化につながっていることであれば、尚、嬉しいことです。