「Love your life, Love your time みんな集まれ、ツイッターの市・・・」慣れない台詞がいまだにぎこちない。
11月5日(水)中央エフエム 京橋スタジオで、「ツイッター市」の公開生放送に出演しました。テーマは「テレワーク」。そして、私の役割は、メインパーソナリティの「株式会社ダンクソフト」の星野晃一郎社長のお供役のパーソナリティ(代役)です。
このコラムには、ぜひダンクソフトの星野社長にご登場いただきたいと思っていました。星野さんとは、2011年4月に遡りますが、石巻市への訪問をご一緒した時からのご縁です。
目的は、星野さんのお仲間でもある「パンのアキモト」さんの缶詰のパンを、被災地石巻の自宅避難者(避難所に行かれない方々)に配って歩くという、ボランティア。ご想像に難くなく、震災後1か月経ったばかりの被災地「石巻」、新幹線とバスを乗り継いで到着したその地は、今まで目にしたことのない、「言葉にならない」惨状が広がっていました。瓦礫と土煙と異臭のなかを、何とか自宅に留まりたいとライフラインも届かない半壊した家々で生活されている方々を探して、足が棒になるまでパンを配り歩いた一日。目に焼き付けたその惨状は、忘れることのできない光景になりました。
その一日をご一緒させていただいたことで、星野さんはじめ、同行の皆さんと急速に親しくさせて頂くようになりました。かたや、震災を機に目の当たりにしたのは、お客様の中でもすぐに翌日から在宅勤務が成立しほぼ支障なく稼働できた企業と、そうでないほぼ思考停止、業務停止に陥った企業。そして自らも、自社内サーバーに持っていた顧客情報等のデータの安全性などBCPを、より身近な問題として捉え直す必要に迫られました。
その際、相談に乗って下さったのが、元々ITによるペーパーレスを進めておられたダンクソフトの星野さんです。元をたどれば、「Love your life, Love your time」を以前より掲げ、柔軟な働き方、ライフワークバランスの最先端をいっていらした星野さんにご相談し、ダンクさんのお力を借りて、その後一気にクラウド化を進めました。それはコスト削減やデータの安全性もありますが、やはり、私たちにとって根本から働き方を見直すということでもありました。例えば、私たちのような小さな会社は、台風や豪雪などの際すぐに「在宅勤務」「時差出勤」などの判断ができ、連絡が行き渡るというメリットがあります。急速に社内に、柔軟に働く、どこで働いても生産性と質を落とさない、という空気が行き渡りました。
その後、私個人のライフワークとしても、ダンクさんの、徳島でのサテライトオフィス開設、実証実験などの取り組みを、追いかけさせて頂くことにもなりました。このコラムでは、働き方、サテライトオフィス、そして、星野さんのリーダー像についても、追いかけて行きたいと思います。